奄美方言音声データベース

方言五十音別索引:ク グ

語彙数:293

1.クルガマチ(名詞)黒い髪。黒い髪の毛。
2.クルズぃラ(名詞)色の黒い顔。生まれつきのも、日に焼けた一時的のも。顔は色が白いのがきれいだとされる。(対)iruziru
3.クルムぃ(名詞)黒目。(対)sirum
4.クジリャ(名詞)〜がつまっているもの。〜づまり。〜がこじれて機能が駄目になっているもの。(類)kuziruri
5.クラクラ(副詞)(目、頭が)くらくらする。目がまわる。直射日光、高熱などのために起こる状態。(類)a'jaa'ja、kurikuri
6.クリクリ(副詞)(頭が痛くて、病後で、あるいは熱が高くて、舟酔いで、ふざけてぐるぐる廻って)頭がふらふらする状態を言う。(類)kurakura(sjuri)
7.クチ〈1〉口(人、獣、虫、魚の)。くちばし(鳥の)。口に似た形および機能のもの。(びん、かめ、やかん、管、樋などの)。〈2〉しゃべること。また、話すことば。多く〜guciの形で言う。〈3〉ものの味わい。その好み。〜guciの形で言う。xaraguci《から味好み》/amaguci《薄味好み》〈4〉長いものの主要な(あるいは発端となる)端。(対)mari(marikuciと複合語になることが多い。)
8.クチビル(名詞)唇。(類)sba
9.クルスぃバ(名詞)紫色になった唇(木の果実を食べて、寒さで)。寒がっていることをhigurusa naruri《寒く なる》とは言わず、その代わりにkurusba naruriと言う。唇の変色を寒がっていることのしるしとして非常に注目するのは、gma.eecig.sisiakuci.kwaagなどの木の果実を食べて、唇が紫色に染まってなかなか落ちないという日常の現象の表現を応用したものであろう。
10.クチウツぃシ(名詞)口移し。動詞はsjuri.
11.クチノキョスリ(連語)口づけする(母親が、赤ん坊や幼児の、ほほやひたいに、愛情の表現として)。(類)kuci orosuri.kuci su'uri
12.クチ とロスリ(連語)接吻する。(男女が口どうしで性愛の表現として。orosuriは1つにそろえること。)(類)kuci su'uri.kuci nokjosuri
13.クチ スうり(連語)口を吸う。(男女が口どうしで。性行為に直結しているもの。)(類)kuci orosuri. kuci nokjosuri
14.クチギラシン ネン(連語)口を休めるひまもない。たて続けに(〜する)。
15.クビ(名詞)〈1〉くび(人や動物の)。くびの後ろ側の部分(nudに対して)。胴体から離れた頭部は(類)cjuNkubi.《手くび》は(類)Nkubi.《足くび》は(類)hagiNkubi.(類)xamaci.cburu[ニワトリを屠るときには.kubibun《頸の骨》のあたりに針をさすと、ニワトリが簡単に死ぬ。]〈2〉着物の衿。(類)'jeri(2)
16.クビスぃズぃ(名詞)首の筋肉、首の筋。(類)sz
17.クビマンキ(名詞)うなずき。合点。肯定、同意などを表わす身振り。1回深く首を前へ振る。(対)xooburi(類)maNki
18.クス(名詞)〈1〉大便。糞。(人、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、ブタ、ネズミ、ニワトリなどの。)人のkusuのことは、男女とも、人前では口に出さない。動物のは口に出来る。幼児語はiNnja.[kusuは道端ではせず、くさむらなどでする。Kusuを拭くのは大きなイチゴの葉や草などを用い、吸收が悪いので何枚も用いた。][kusuの夢を見ると、金がたまる幸運があると言う。](類)sibari、 kusugiN〈2〉〜くそ。〜垢。×肌一帯から出る垢は、(類)hwgoro、miN nu 〜《耳垢》、hana nu 〜《鼻くそ》、m nu 〜《目やに》、ha nu 〜《歯くそ》、cm nu 〜《爪垢》、husu nu 〜《へそのごま》、maa nu 〜《股の垢》、'waki nu 〜《脇の下の垢》、amuu nu 〜《袂くそ》。ただし、これらは、より固い複合語としてhanaNxusu.mNxusu.haNxusu.cmNxusu.husuNxusu.maaNxusu.'wakiNxusu.amuuNxusuなどのように、kusuでなくて、xusuが出るのが普通である。miN nu kusu、aa nu kusu《馬(の)糞》、usi nu kusu《ウシ(の) 糞》は、miNxusu、aNxusu、usiNxusuともなる。その他'jurixusu《垢のよったもの》、hweNxusu《そばかす》[《ハエの糞》の意から。]
19.クスマリャ(名詞)大便を粗相した者。子ども、病人、老人などが粗相したのを非難して言う。また子どもの喧嘩の罵りことば。くそたれ。(類)sibarisikjaburja
20.クスリイブぃ(名詞)薬指。
21.クルブシ(名詞)くるぶし。(類)hagiNkubi(neeruri)
22.クツぃベェ(名詞)いぼ。かたいのをisikucbe、水泡性のをmzkucbeと言う。治療法は、ハトムギを煎じて飲む。また、例文参照。
23.グリグリ(名詞)脇の下、のど、股のつけ根などの淋巴腺。(riNpasjeNという言い方は医者が言っているのを聞いて、知った。)
24.クビブヌぃ(名詞)頚の骨(人、動物の)。人間のは第1背椎骨。ニワトリのはぶつ切りにしてスープをとるのに用いる。
25.クビクビリ(名詞)くび吊り。狂気、失恋、行きづまり、等が原因。貧乏による自殺はあまりない。自殺のほとんどがkubikubiri.ほかに身投げなど。死神はくびを吊る人に向かって“gabu、meeci、meeci.”《gabu、前へ、前へ。》と言うという。くび吊りがあった夜は、子どもたちは幽霊の出るのを怖れて眠れなかった。くびを吊るのは空き家、山などで。'jaNcju《下人》との悲恋でくびを吊ったのもある。'jaNcjuが主人にいじめられて恨みを持ち首を縊って死んで、その家に祟った、敵討ちの手段としての自殺もある。[[この項[人体]の部より]]
26.クダシ(名詞)下痢。上層の人は漢方薬を飲んだが、一般には灸をすえたり、ソテツの粥やニラを食べたりした。
27.クスズぃマリ(名詞)便秘。
28.クサ(名詞)フィラリア病。フィラリア菌をもつカに刺されてかかる病気の総称。異常をきたす箇所によってbazjahagi、kubikusa、huubusuなどという。各項参照。
29.クビクサ(名詞)フィラリア病の患者の症状の1つ。フィラリア菌の感染により、咽喉のリンパ腺が腫れて、首が異常に太くなる。結核、癩病とともに遺伝とされていた。
30.クヮンシェツイェン(名詞)関節炎。

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