奄美方言音声データベース

方言五十音別索引:シ ジ

語彙数:487

1.シェーズぃツぃゴノク(名詞)才槌頭。後頭部の出っぱった頭。
2.ジョーツぃブル(名詞)よい頭。(佐多矢枝氏談)(類)Wramasikiki
3.シラゲぇ(名詞)白髪。(対)kurugamaci
4.シラゲぇガマチ(名詞)白髪のまじった、あるいは白髪ばかりの、頭。《ゴマ塩》の意味のことばはない。
5.シキャンズぃラ(名詞)しかめつら。自分の機嫌の悪いとき、困って苦しんでいるとき、からだのどこかが痛いとき、嫌なときなどにする表情。人の行動を禁止するための表情ではない。
6.シャーヒギ(名詞)あご髭。(対)waahigi
7.シルムぃ(名詞)白目。(対)kurum
8.シャースぃバ(名詞)〈1〉下唇。(対)wsba〈2〉kiN nu〜の形で、着物の下前。(対)wsba
9.シャーバ(名詞)下の歯。
10.シンド(名詞)心臓。今はsiNzooと言う。病気に関して使う。《どきどきする》はmun nu dukiduki sjuriでsiNdoは使わない。
11.シリ(名詞)mziri《目尻》、xoNsiri《川尻》の形でのみある。(類)mari
12.シッピブぃー(名詞)音の出ないおなら。すかし屁。(つぶし屁)の意。
13.シバリ(名詞)小便(人、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、ブタなどの)。幼児語はss。小便は男女とも道端でする場合が多かった。夜家の中でも、わざわざ便所まで行かずに椽から外へしたりした。(類)kusu、sibarigiN、'juuziN
14.シキャブルリ(動詞)(小便を)もらす。たれる。子ども、病人、老人などで、きちんと小便が出来ず、つい粗相してしまって、布団や着物を汚すような場合に言う。普通の《小便を する》は、sibari sjuriという。(類)maQkjabururi
15.シバリシキャブリャ(名詞)小便たれ。たれ流しする人。子ども、病人、老人などで、きちんと小便が出来ず、粗相して布団や衣類を汚す者。子どもどうしの喧嘩の罵りにも言う。(類)kusumarja
16.シバリゴモリ(名詞)小便のために出来た穴。小便をたれ流しの赤ん坊をおむつも当てずに家の中の一つ所に寝かせておくので、そこの畳がくさってぶくぶくになって、引っこんでしまったもの。
17.シバリバンスぃ(名詞)虫喰いで水分ばかり多いサツマイモ。
18.シバリダヌぃ(名詞)妾の子を罵倒して言う語。下品なことば。
19.シュけぃセヘぇマージン(名詞)酒と肴が同時に供されるということから転じて、大小便が一緒に出ることを言う。[以前は小便は道端でかまわずした。大便の方は、道端など人目につく所は避けて、浜や山で、またブタ小屋でした。便所のある家では便所に入ってした。そこで、大便のためにわざわざ場所を選んでするとき、小便も一緒に出ることを意に留めたのであろう。]
20.ジョジョ(名詞)mara の幼児語。おちんちん。ドジョウに形が似ているので言う。
21.シスン(名詞)指で計る長さの単位。親指と人さし指とを出来るだけ伸ばして、そこに出来る間隔を言う。約4寸とされる。(類)gosuN
22.ジャービラ(名詞)足の裏。(対)waabira
23.シャービラ クムリ(連語)しびれが切れる。しびれの治し方は、例文参照。
24.シワ(名詞)しわ(人の皮膚、布、紙などの)。〜nu 'jururiで《しわ が 寄る》
25.シワクチャ(名詞)しわくちゃ(人の皮膚、布、紙などに)。
26.シニ(名詞)こぶ。(皮下脂肪のかたまりを言う。)こぶのある人を大和浜ではあまり見たことはない。こぶのあることを悪口の材料にすることは無い。×ぶつかってできるこぶは(類)gabu[生死健康病気]
27.シシ(名詞)〈1〉肉(食用になる獣の)。×トリ肉は(類)uri.人間については下の例文参照。(類)mi[植物];mi nu iQcjuri、mimuci nu 'jQcjari[性質](下巻)〈2〉イノシシ。[動物][生産・交通]の部参照。
28.シニワかレ(名詞)死に別れ。本土から入って来たことばであろう。(対)iki'waxare(2)
29.シミュリ(動詞)死ぬ(人、動物が)。止まる(時計が)。起こった事実として言うときには、死者と自分が全く関係のない場合や、物語の登場人物や、動物についてなら使える。自分の身内や目下について、目上、同輩に向かって言うときには(類)uraN naruriと言い、死者の関係者に向かって言うとき、また一般に目上の死者について言うときには(類)moori sjuri と言う。最も敬意を払うべき死者については(類)imoraN naruriを用いる。自分の未来のこととして、或は意志として表現する場合はsimjuriを用いる。[人が死ぬときには、そばにいる者は必ず大声でその人の名を呼びかけるべきだとされている。その人の肉体を離れようとした霊魂が、その声で呼び覚まされて、その人が蘇生する場合がある、と言い伝えられている。][子どもは親の死に目に会えることが最大の孝行だと言われている。][臨終に医者が立ち会うことはあまりなかったから、以前は目が引き吊って息が止まることで、死の判定を下していた。死ぬと njaa ikjaNa《もう いけなかった。》と皆に伝え、njaa cmaraN kutu naa.《もはや 遺憾な ことに なった。》と挨拶した。]
30.シジャン チュ(連語)死んだ人。またそのなきがら。生前から知っている人のことにいう。自分と全く関係のない死者のことは(類)siz'jaa muN [なきがらは、人がそばについていなくてはいけないとされる。またネコが死体をまたぐと、その人が化けて出て来るという。生きている人たちは、死んだ人をなつかしがる反面、化けて出たり、悪霊になることを恐れる。]

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