奄美方言音声データベース

方言五十音別索引:リ

語彙数:14

1.リューマチ(名詞)リューマチ。
2.リョーガけぇ(名詞)両掛け。衣類等を入れて旅行など外出に持ち運ぶ入れもので、行李に似ている。ふたは一方が固定していて別の方が深く身にかぶさっている。牛皮の上に麻のおおいがつき、それに定紋が染めぬいてある。これを棒の前後につけて肩でかつぐ。琉球で作ったものかと思うが未詳。
3.リシ(名詞)利子。利息。
4.リバ(名詞)船を作るに用いる釘。竹釘、木釘など。
5.リューたツぃ(名詞)竜。
6.リューたツぃ ヌ てぃンヌブリ(連語)竜が天に昇ること。竜巻現象を言うと思われる。前項の吉やすぐり氏は、実際に見たと信じて疑わなかった。ある晴れた日、サツマイモを掘って焼畑を下りて来る途中、一休みしながら山から海を見下ろしていると、突然海原に大きな渦が巻いたかと思うと、その大渦のまわりに大小の提灯のようなものが巻きながら空高く上って天まで続いたかと思ったという。その光景は動物の王竜が天に昇る姿であると彼女は信じていた。
7.リンゴ(名詞)リンゴ。大島にはない。長田は子どものころリンゴの絵を見てこんなにきれいなものはどんなにうまいだろうかと思っていたところ、1912年、叔父が東京みやげに持って帰って来た。夏のことでリンゴはぶくぶくになっていてまずかったことを覚えている。
8.リューガン(名詞)リュウガン。中国南部原産、春、白色の芳香ある5升花を開く。薬用にする。住用村役勝、住正純氏の屋敷内に大きなものが2本あるが、それについて次のような内藤喬氏の調査がある。「2本相並び生ず。其大なるは胸高の径54cm周囲1.7m、高さ14m、小なるは直径36cm、周囲1.1m。今より200年前薩摩山川に大隅伊座敷に薬園を創設し、薬草珍木を植栽せし際竜眼をも植付しが大島にもえを試みんとして一部持参し栽殖せしものなるべし。」住家は長田の親戚に当たり、泊ってこの木の実を食べたことがあるが、黒っぽい実でうまかったことを覚えている。
9.リューたツぃ ヌ ツぃキ ヌモ チ シュリ(連語)月蝕の現象をいうことば。「竜が月を呑もうとしている」という意味。昔の人は月が竜に呑まれそうになって苦しんでいる姿と考えたという。[四條猛徳氏談]
10.リューたツぃ ヌ てぃンヌブリ(連語)竜巻き。昔から「竜の天昇り」という。
11.リンこー(名詞)燐鉱。無人島である'johae横当島には海鳥の糞が山になっていてそれが長年経って燐鉱となり、燐酸肥料の原料として役立つという話であるが、活用しているとは聞かない。
12.(接尾辞)…里。距離の単位。1里は36町。
13.(接尾辞)…人(り)。1人から3人までの数について、人数を表す語。4人以上は、-aariをつける。
14.(接尾辞)…厘。金の単位。1厘は1銭の10分の1。

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